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失敗しない!結納&顔合わせ食事会の進め方ガイド

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結納や両家顔合わせの場は、ルールやマナーなどがあるため、ある程度の予備知識がなければ失敗をしてしまう可能性もあります。

結納と顔合わせの食事会で失敗をしないために、その進め方ガイドを作成しました。以下、参考にしてみてください。

結納と顔合わせ食事会の違いとは?

結納とは

結納と顔合わせの食事会は、よく似ていますが非なるモノです。まず結納についてですが、これは二人が婚約者同士になることについての伝統的な儀式の場になります。

結納の一番の特徴としては、結納の品のやりとりがあるという点です。結納の品は縁起が良いものが伝統的に定められているのですが、地域差もあるため、よく確認をしておいた方が良いでしょう。

また、儀式として一連の流れが決まっているため、その順序に沿って結納は行われていきます。結納の品や、結納を行うことに必要な準備や仲人さんへの謝礼などの費用もあり、平均的に10万円以上の費用がかかってきます。

顔合わせ食事会とは

顔合わせの食事会については、簡単に言えば両家が一緒に食事をすることによって、関係性を深めることを目的にする機会です。結納とは違って儀式ではないため、比較的自由度が高いのも特徴でしょう。

結納の代わりに顔合わせ食事会を行うというケースも、最近は多くなっています。また、顔合わせ食事会を結納を行う前段階の機会にしたり、その場で結納の打ち合わせをしたりすることもあります。

費用的にも結納より少なく済むことが多く、平均的な金額で見ても10万円以下の費用で足ります。これは自由度が高いため、会場や料理を自分達の好みに合わせて設定できる点などが理由として考えられるでしょう。

結納は地域ごとに異なる!結納の注意と服装のマナーについて

結納の地域による違い

様々なしきたりに地域性があるのと同じように、結納についても地域によって様々な違いが存在しています。その地域の違いとして、大まかには、関東式、関西式、九州式の三つに分けられるという点を知っておきましょう。

関東式の特徴は、9つもしくは簡略式で7つの結納品を横一列に並べるスタイルのものです。それに対して関西式は、9つもしくは簡略式で7つの結納品を一つ一つの台座に乗せます。また、結納金・酒料・肴料をそれぞれ松竹梅の水引に入れて置くのも特徴です。

そして最後に九州式ですが、関東式や関西式に比べて用意するものが多く、鯛や酒なども金品ではなく実物を用意します。これは、九州式の地域は結納を盛大に行うという地域性があるからです。

結納の服装についても事前に確認しておく

結納をする場合、その場に行く服装についても押さえておかなければなりません。

基本的な結納の服装としては、女性は黒い色を避けて振袖や中振袖、付け下げ、ドレスのような正装を、男性はダークスーツを用意しましょう。両家のご両親については、女性は色無地の着物や洋装であればフォーマルなものを、男性はダークスーツを用意してください。

結納の服装で重要なのは、両家がアンバランスではないことです。あらかじめ、両家でどのような服装で統一するかを打ち合わせしておくことが大切です。

結納をスムーズに進めるための手順

会場のセッティングをする

結納をスムーズに進めるためには、まず会場のセッティングを入念に行うことを意識しておきましょう。

ホテルや料亭などを結納の場所として使用する場合は、あらかじめそちらのスタッフが行ってくれます。ただ、細かな注文などは事前に伝えておくことで、当日の進行をスムーズにできます。

会場が女性側の自宅になる場合は、結納品のセッティングなどを当事者自らで行わなければなりません。どのような配置なのかなどを頭に入れておき、時間通りに結納が開始できるようにしておくことが大切です。

基本的な流れに沿って結納を進行する

結納には基本的な進行の手順というものがありあす。ですので、その手順の流れに沿って進めていきます。

最初に、始まりの挨拶を行い、次に男性側から結納の品を差し出し、口上を述べます。結納品を受け取った女性側は、目録に目を通して口上を述べます。そして結納品を受け取った証として、受書を女性側から男性側へと渡します。結納返しがある場合は、この後にそれを行います。

その後、結びの挨拶をしてから記念撮影を行い、食事へと移ります。スムーズに行けば、結納の儀式そのものは15分程度で終わりますので、滞りなく行えるように手順を確認しておきましょう。

まとめ

結納や顔合わせは、結婚を考えている二人だけではなく両家の結びつきを強めるための機会となります。

段取りが十分ではないと、そのせっかくの機会がまごついたものになってしまいますので注意しておきましょう。両家の円満な関係のために、しっかりとした準備を行っておき、スムーズな進行を行うようにしてください。